
プールデビューの翌日は、ここホリデーハウスで鳥達のうるさいほどのさえずりで目が覚めました。
ふと隣を見ると夫がいません。
日本&韓国にいてる間ずっと時差ぼけっぽかった娘は、夜中も一度も目を覚まさずに昏々と眠り続けてます。
夫は?トイレかな~。私もそろそろ起きよ。
た~っぷり寝て完全に旅の疲れが取れたみたい。
リビングに行くと・・・


すっかり朝食の準備がされていて、花瓶には一輪の可憐な薔薇が。
そう、今日は母の日。日本と同じ日がここオランダでも母の日です。
私の大好きなクロワッサン、どこででも見つけると食べずにはおれないクロワッサンも焼きたてを調達してきたらしくまだホッカホカ~♪
ありがとう~。気持ちいい朝の食事を終えると冷蔵庫からこのクワルク (ババロアにタルト底がついてるようなケーキ) がジャジャ~ン!と登場。
なんだか明け方ゴソゴソ聞こえたような気がすると思っていたら夫が作っていたのだった・・・ありがとう~!
それにしても泡だて器やケーキの型まで持ち込んでいたとは全く知らなかった。いかに私が何もせず夫に荷造りを任せっぱなしかモロ判り・・・ですね。
ゆっくりケーキも堪能した後は車で比較的近いPALEIS HET LOO ヘット・ロー宮殿へ。このGELDERLAND (ヘルダーランド) 州APELDOORNアベルドールンにあるヘット・ロー宮殿は1685年オランダ総督ウィレム3世が狩猟用の館として買い求めました。以来オランダ王家オランニエ家の所有ですが1984年より国立博物館として開放されています。現ベアトリクス女王の祖母であるウィルヘルミナ女王は生前ここで生活をされていたという比較的シンプルな外観ながらも気品溢れる宮殿です。





宮殿のエントランスを入るとコの字型に車庫および厩舎があります。真ん中の庭には美しい孔雀の姿。
厩舎の中にはさまざまな式典のときに使われてきた馬車や馬具、御付の人達のユニフォームや王家の車・・・などが展示されています。
脇にはレストランもありまずはここで広大な芝生を見ながらコーヒーを一杯。
韓国の薄いコーヒーの後には、格別美味しく感じました。^^

そしてこんな森林を抜けると・・・正面に宮殿です。


バロックスタイルの宮殿ということですが、北ヨーロッパのバロックと南ヨーロッパとではそのスタイルもかなり異なります。時代も少しズレがある上、外観はルネッサンス形式にも見える宮殿ですが、内装は暗く重厚な色使いで歴史の重みを感じざるを得ませんでした。また、当時日本から渡ってきた伊万里焼き、中国の景徳鎮などオランダの誇るデルフト窯に多大な影響を与えたブルー&ホワイトの磁器もところどころに配され、見応えがあります。
撮影禁止と気づかずいくつか写真を撮ってしまいました。ごめんなさい~。
宮殿から外に出るとそれだけで軽やかな気持ちになりました。
やっぱり重厚で濃厚すぎる色使いや家具には疲れたみたいで、実際この中で生活されていた王家の人もさぞかし肩が凝ったことでは・・と要らぬ心配をしてしまいました。

そしてこの日のハイライト。宮殿の外にある幾何学的なバロック形式の庭園です。

ベルサイユ宮殿の庭園ほど広すぎることなく、楽しみながら歩くのにちょうど良い大きさ。そして緑で覆われたドーム型の回廊・・・中はグリーン一色でほの暗く緑の香りがいっぱい。とても幻想的でした。
その回廊の中から別棟の宮殿が少し見えるのですが、昨年の夏、雅子様はきっとこの別棟宮殿に滞在されていたのでしょう。





花も色とりどり咲き乱れていましたが、この庭園、実は17世紀当時咲いていたであろう花を植えてあることでも有名です。花の歴史も少し垣間見ることもでき、そういう観点から花を見たい人も楽しめる内容ではないでしょうか。
それにしても宮殿内の厳かな雰囲気もいいですがやっぱりこの庭が素敵でした!勿論今が一番良い季節!ということもあったのでしょうが、また是非訪れてみたい宮殿です。
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テーマ:オランダなヒビ - ジャンル:海外情報
- 2007/05/24(木) 22:09:31|
- 旅行
-
| トラックバック:0
-
| コメント:12
M.Kちゃんのダーリンだって最高でしょーー。
お料理も上達して今後がますます楽しみやん!いつもノロケ話を楽しんでまっす!
- 2007/05/29(火) 06:57:39 |
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- Sunny #-
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えー、スイカをプレゼントってすごく渋い!ですよ。どんなものでもその気持ちが嬉しいですよね。
伊丹のバラ公園って荒牧のことかしら?私もあそこは好きです~。香りもふわーーと漂って優雅な気持ちになりますよね。また行きたくなりました♪
- 2007/05/26(土) 10:12:21 |
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- Sunny #-
- [ 編集]
早速のご訪問&コメントありがとう!
私もわくわくしながらアメリカ横断(?)の様子を読ませていただいてます。
スペインに戻ってきたら是非一度、オランダにも遊びに来てね~!!アメリカ帰りだと、家の小ささにビックリするかもだけど?!
- 2007/05/26(土) 10:09:23 |
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- Sunny #-
- [ 編集]
ベルサイユも素敵ですね~。お嬢様とご一緒に行かれた思い出は大切な宝物ですね。
庭園の形式にも歴史があり、時代(絵画、建築、音楽、詩歌・・・など)を反映し変化してきたようです。幾何学模様の庭園を多く見ることもできますが、ベルサイユの中にあったマリー・アントワネットの愛したプティ・トリアノン宮殿の前の庭園は、風景式の庭園です。
私もあまり知りませんが、いろいろな形式が残っているようで、建築とともにそれらを訪ねるのも楽しいかもしれませんね~♪
- 2007/05/26(土) 10:06:44 |
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- Sunny #-
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夫にはたまに驚かされちゃいます!
そうですね~大阪と言うとなんだかそんな雰囲気もあるのかもしれません。私にとっては東京が外国のようで~す。
- 2007/05/26(土) 08:51:52 |
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- Sunny #-
- [ 編集]
まぁ・・、なんて素敵な旦那様!
それもさりげない心遣いに少しうるウルいたしました
旦那様の深い愛に包まれたとても幸せな母の日でしたね
私はG君にスイカをプレゼントしてもらい喜んでいましたが、何かお笑いの世界のようでやっぱり大阪人でしょうか<絵になりません>
庭園の素晴らしさにも釘付け!
伊丹のバラ公園で感激していた自分に苦笑!
- 2007/05/25(金) 23:35:44 |
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- haruru #-
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素敵!
ご主人の粋な計らいの母の日朝食。たまらなく嬉しいね。
西欧の国々はいくつか訪ねているけど、オランダはまだ未知の国です。こんなに素敵な写真つきのプログを読むと是非、訪ねて行きたくなるなぁ。
これからも、プログを読むのを楽しみにしています。
- 2007/05/25(金) 15:23:58 |
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- マキマキ #-
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優しい だんなさまですね!
旅先で ケーキまで 作ってくださるなんて~~!!!
娘と訪れた パリ・・もう20年も前のよき思い出です。
ベルサイユ宮殿や こじんまりした マルメゾン城を 懐かしく思い出しました。
何故 外国の 庭園は 幾何学的な 刈り込み方なんでしょうね。
- 2007/05/25(金) 12:50:40 |
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- も~も #-
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なんてすばらしいご主人さま☆↓失礼いたしました・・・日本、韓国、オランダ・・・そして東京在住の身としては大阪・・・?!と聞いただけで、あらゆる国、都市のDNA?が交じっているものと・・・^^;
- 2007/05/25(金) 02:55:23 |
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- さまんさ #-
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うちの夫、顔に似合わずすっごーーーーーくロマンチックです。ホント毎回魔法使いか?とビックリしてしまう・・・ま、私が鈍いとも言いますが。
ヘットロー、結構お勧めですよ~!行くなら今がやっぱりいいかも!!花の写真も載せたかったけど選べなくて力尽きた・・・すんまそん

- 2007/05/24(木) 22:13:42 |
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- Sunny #-
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まぁ、だんな様ロマンチックだこと!!座布団3枚!!ヘットロー宮殿、行った事ありません。ぜひ行ってみたいな。そんな素敵なお庭があるとは知りませんでした。自分の庭の手入れは大の苦手だけど、人様の手入れしたキレイなお庭を見るのは大好きです。あはは。
- 2007/05/24(木) 20:35:47 |
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- たえ #-
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