
4月8日(日)は
イースターでした。そして9日(月)はセカンド
イースターで祝日、学校も職場もお店も閉まっています。
日本ではキリスト教にまつわる行事というとクリスマス!と思い浮かぶと思いますが、実はこの
イースター、クリスマスを凌ぐと言っても過言でないくらい重要な行事です。
というのも、十字架に架けられたイエス・キリストが数日後に復活した、と聖書にあるようにイエス・キリストの復活をお祝いする 「復活祭」 だからでしょう。
そういえば夫も 「本来の意味を考えると、クリスマスよりも実際は
イースターの方が大切だと思うな。」 と以前呟いてました。
毎年移動する祝祭日の
イースター。その日付けの決め方は 「春分の日の後、最初の満月の次の日曜日」 となっています。先日3日は、暗闇に靄のかかったような見事に幻想的で大きな満月でしたが、その満月を見ながら 「ふむふむ、で、次の日曜日は
イースターね、合ってる合ってる。」 と一人秘かに確認していました。

手前に見えるのが、イースターチョコレート。
子供達はもう少し大きなサイズのイースターチョコレートを庭、近くの森や林などから探すのが、お決まりのゲームです。

イースターのシンボルと言えば
卵とウサギ。
卵は生命を表し、ウサギは多産な動物なので 「再生」 「命の復活」 を意味するイースターにふさわしいシンボルとなったのでしょうね。




昼過ぎのお茶タイムに義父母宅にみんなで集まることになってたので、朝はゆっくりしっかり食べました。
いつもの朝食だけれどイースターを意識して卵を使ってアレンジメントを作り、そしてやっぱり黄色と緑がメインカラーです。卵に色も塗ってみたけれど、キッズ向けの安いキットで塗るとムラだらけ。
ま~これも愛嬌ですよね?
大好きな貝割れとアルファルファの種を撒いたら3日後にはもう芽が出ています。
パンの上にチーズとパラパラ~。




さあ、そしてたっぷりのブランチの後はお決まりの散歩!!
ホントいつも同じことしてますよね~。
でも季節の移り変わりを散歩に行くたびに感じることができるのがとても楽しいんです。

これ、ちょっと何という
花かわからないのですが、大きな樹から風にゆらゆら揺れていたとても風情のある様子が素敵でした。


そしてウサギの穴、発見!!あちこちにありました~。イースターバーニーだ!と大喜び。




もう
オランダも本当に春到来です。日差しがきつくて1時間も歩いたら汗ばみます。
久しぶりに川面に石を横投げしました。石をポチャン!と川に落とすのではなく、川面に何度も跳ねるヤツ。平たい石を探して思いっきり横投げして最後に手首を利かすと、ポン、ポン、ポン!と3回も跳ねた!!
夫に勝ったー!!
もう~嬉しくて、子供のことも忘れて投げまくりました~。そして今日はお決まりの筋肉痛・・トホホ

これ、何が走ってるか見えますか?4頭の鹿です。野生の鹿の近くにインラインスケートで散歩中の人が近づいて行くと、必死で逃げ出しました。
やっぱり奈良の鹿とは違うな。野生だもんね。

散歩の後、義父母宅でティータイムから軽い夕飯までワイワイと親戚達と寄り、帰ってきたらとても美しい夕焼け。
ベランダから見た
オランダの空、時刻は8時半頃。オレンジにピンク、紫のグラデーションがとてもドラマチックです。
長いイースターの一日はこうして終わっていきました。今週はまた良いお天気が続きそうです。
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- 2007/04/10(火) 02:52:44|
- 食・テーブルコーディネート
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先週作ったテーブルコーディネート。
夫の所要の花が幾らか余ったので、私も娘の昼寝の時間を縫って余り花材で作ってみました。
まだまだマイブームのグリーン気分、続いてるのがモロ分かりのグリ-ンテーブルです。
形のさまざまな流木を組んで、ワラを束ねたものを幾つか絡ませ小ぶりの清楚な白いチューリップを挿しました。


窓から差し込む光がグラスやガラス製のお皿に反射してキラキラ。

夜のディナーはラタトゥユでスタート。

ウチの夫は生野菜が好きで、よくサラダを作ってくれます。
でもやっぱり私は火を通した野菜が好き。
クタクタになって見た目はイマイチでも体がホッとします。
ちょうどマーケットでズッキーニを安く売ってたので、まとめ買いしたところ。
ズッキーニの収穫、オランダではまだまだ先ですからきっとスペインかアフリカ産のものでしょう。
よってこの夜は私がしょっちゅう作るラタトゥユ。

ちなみにまるで白ワインのように美味しそうに見えるものは、私の飲む子供だましのジュース。
とは言ってもお砂糖は入ってないらしい。

と、ここで夫が一言。「と、遠いなあ~。これはカップル向きのテーブルではない、かも、ね。」
ウヒョーーーーーッ、見抜かれたか!
ちょうど二人が向かい合う席のど真ん中にやたらと背が高い流木の自然の造詣があるの、分かります?
このお陰で相手の顔が見えにくい・・・
その上、アレンジの存在感が大きくて、話してても妙に相手との距離を感じてしまう・・・
仕事から帰ってきたときは「素敵なアレンジだね、夕飯が楽しみやな!」と言ってた彼も、
食事が始まると
「すごく素敵だし雰囲気もたっぷりあるけど、真ん中に他の料理も置けないし家庭向きではないなあ。」
・・・へえへえ、仰る通りで。まだまだ修行が足りませぬ。
でもね、でもね、分かってるんですけどやってみたかったのー!
見た目だけの華やかさではなく、実用的でありながら美しさも兼ね備えたテーブルって難しいですね。
ほとんどの家庭には収納に限りがあります。シンプルなお皿を使い倒すことを目標にしている私は、お皿の数を増やすよりも、季節の花で食卓に変化をつけることにここ数年執着しています。
でも若い頃は、とにかく目についたものは買ってました。一時はデパートに行っても食器売り場にしか行かなかったくらい。
でも悲しいかな、好みって変わっていくんですよね。
今、日本の実家にはかなり多くの陶磁器やテーブル上の小物を置いたままにしており、まだこちらオランダには運んでいません。そのためオランダでの生活はいたってシンプル。文字通り限られたモノを使ってのシンプルライフです。
そして安価で手に入る美しい花達・・・まさに私の目標を追及するにはうってつけ、かな。
うん、まあ、そういうことにしておこう。
この後、牛ミンチ納豆炒めのサラダ菜包み、三種のマッシュルームとセロリのバター醤油炒め、
白米に切り干し大根とお揚げの煮物、韓国海苔、と思いっきりの折衷メニューでしっかり美味しく食べました。
美味しく、楽しく、心躍るテーブルに、と まだまだ修行の道は続きます・・。

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- 2007/03/14(水) 02:53:30|
- 食・テーブルコーディネート
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あけましておめでとうございます。
皆さん、年越しをどのように過ごされたでしょうか。
アパートメント6階 (実際には7階) のバルコニーから見渡す花火は想像以上に華やかでとーーっても賑やか、午前0時から1時間ほど続きました。180度見渡す限りほぼ地平線なのですがどこを向いてもひたすら花火が空を飛び交ってます。オランダ中で花火をしているのでしょう、空にもそれが反映して赤く劇的に光る雲が遠くにも見えます。火薬の匂いも立ちこめ、なんだかまるでヤケクソか戦争映画のよう、と思いながらも存分に楽しみました~。
子供がいなければ街に繰り出して、踊ったり、飲んだりしたかったところ。おとなしくウチでモーツアルトのオペラ現代版を見ているうちに寝てました・・・
翌元旦の朝、少しはお正月気分を出したくて、ちょっぴり気分だけ御節料理。
若い頃はこれでも御節をせっせと作ってましたがオランダに来てからは全く。今年もあくまで気分だけ、ですが、それでもお正月気分を出してみると気持ちもシャンとしますね。
焼酎でキュッと乾杯!して、ほうれん草と大根のナムル、イクラのしょうゆ漬け、筑前煮、レッドキャベツ煮、焼き豚、と本当にシンプル~&無国籍に済ませました。
ついでに大好きな塗の折敷、純銀の骨董品の酒器、骨董の伊万里焼の輪花、マツや水引きが嫌でも気分を盛り上げてくれます。祝い箸がないのが残念。今度日本に帰ったときには来年のために持ってくるようにしようっと。


午後からは友人宅にて新年パーティー。私は筑前煮と半分イチゴ大福とCAVAを持っていきました。
半分イチゴ大福とは・・・
一昨日からこしあんを作りだし、マーケットで美味しそうなイチゴを買って今日の午前中はいよいよ大福もち作り。白玉粉を使って簡単に出来るはずが・・・・・失敗。
なんだか失敗ばかりしているようですが、いや、実際失敗ばかりなんですが・・・とにかく手にくっついて片栗粉をつけても水をつけても、どないしても駄目なんです。

せっかく時間をかけてあずきからこしあんを作ったのに悔しくて諦めがつかず、中身だけ持って行きました。^^
よって「半分イチゴ大福」。
これもまた後日リベンジしないと。母がするのを見てたらいとも簡単に作ってたのにな~。私が思うに、火から降ろしたのが早すぎたのでは、と睨んでます(違う?)。どなたかご存知の方は教えてくださいーー!
でも皆、食べてくれてよかった!こしあん作りが無駄にならなかったわーーー。その上、料理上手な皆さんが色々持ち寄りで正月から美味しい一日でした!今もお腹がいっぱいです。
ついでに書初めなんぞもものすごく久しぶりにしました。私は「温故知新」と書いてみました。古典や伝統の中から新しい価値や意義を発見し活用しようとすること、とあります。海外にいてると自分のバックボーンを強く意識しますし、また自分にとって当たり前であったことが実は連綿と続いてきた伝統や文化の先っちょに乗っかってるのに気づくのです。なので「温故知新」。
なんて偉そうなこと言ってますが、意味をしっかりチェックしたからこんなことも言えるのかしらん。
オランダのお店は明日から普通に開きます。
新しい1年始まったばかり。2007年もどうぞよろしくお願いいたします。
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- 2007/01/02(火) 07:06:45|
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先日の出来事。娘と共に今回日本帰国中に買ってきた童謡のCDを聴いてました。
そうするととっても懐かしい歌が聴こえてきて、私は思わず耳ダンボに。
それは私が幼い頃、お風呂に入れてくれる父がいつも歌ってくれてた歌。
お風呂で父と一緒にチャポン、チャポンと遊ぶ気持ちのよさと、父に甘える楽しさが、遠い記憶の彼方から一気に浮かび上がってきて、胸が詰まってしまいました。
その歌は「赤い靴」
歌詞をよく聴くと
赤い靴~履いてた女の子
異人さんに連れられて行っちゃった
えっ?
異人さんに連れられてーー??異人さんに連れられて、やったんやーー。
ここで私、号泣。
“もう~、なんでこんな歌、歌ってたんーーー??!?!!”と父に心の中で聞きながら、しゃくりあげ、涙で顔がぐしゃぐしゃに。
娘はキョトンとしながらニコニコしてる。
ひとしきり泣いた後、恥ずかしくなり、娘に向かって照れ笑い。
今度2月に帰国したとき、父に聞いてみよう。
あ、でも聞いたら泣きそうだからやっぱりやめておこう。
写真は、クリスマスディナーで無様に飲み潰れた私のリベンジ、のデザート。
ビュッシュ・ド・ノエルを今頃作りました。時間かかったわ~。
時間かかった割りには、めちゃくちゃ甘くてちょっと辛いものが・・・
次回作るときは、違うクリームにしてみましょう。
写真の焼きメレンゲ、本当はマッシュルームっぽくしたかったんだけれど全然違うやん!訳わからん・・・

ちなみに子供の頃は、わたし、
異人さんに連れられて、ではなく、ひいじいさんに連れられて、と思ってました。
ひいじいさんい連れられて行っちゃうのは嫌だけど、赤い靴は欲しいな~、て。
そして今でも赤い靴は好きです。
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- 2006/12/29(金) 04:59:17|
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オランダのクリスマスは25日。すべてのお店は閉まり、閑散とした街並みの中、家族で厳かにクリスマスを迎えます。
計画通り、1年5ヶ月ぶりのキッチンドリンカーは最高♪でした。朝からワインを飲みつつ、時間を気にせず料理三昧の一日。アルコールを飲める、これだけでこんなに幸せな気持ちになれるなんて・・・・なんて単純な私なんでしょう。

夫担当のアミューズ“Fichi grillati con prosciutto crudo”をドン・ぺリと共に乾杯♪このイタリア語の名前は要するにイチジクとプロシュートハムのグリル、ですがセージの香りが効いててとっても美味。言わずもがな、ドン・ぺリ。美味しくて私、無口に。

そして前日から準備していた私のオニオングラタンスープ。時間をかけただけあり合格~。それとこれもやたらと時間のかかった魚のテリーヌ。見事失敗しました。味は良しとして見かけが・・・テリーヌだなんて口が裂けても言えないです(言ってますけれど)。再度挑戦します。

(失敗したテリーヌらしきものです。恥)

ポートの味がしみこんだブルーチーズとポートワイン。美味し過ぎる。

昼に始めたのに、もう夕方になっている。何をそれだけ話すことがあるのか。お酒が入ると饒舌になる私。
メインのステーキにケープタウン・ポートソースが凝ってる。ナッツ風味ソースのサンドマメとグラタン風ポテトの付け合せも美味しい。

でも・・むむむ?だんだん頭が痛く・・・なってきた?
美味しいものを食べているのに、なんだかおかしい。延々と話をしていたときには快調だったのに、メインを頂いてる時には頭痛がひどくてもうワインを見たくないほど。
2人でシャンパン1本に赤ワイン1本にポート2杯に次の赤ワイン2本目を開けたところ。で、なんで頭が痛くなるわけ???もしかして酔いが回ってるなんて信じたくない私は、必死の形相でデザート担当の使命を果たそうとしていた。・・・なのにソファに倒れこんでしまった。。
・・・う、動けない・・。しばし待ってくれ、夫よ。
夫は別に真剣にすることじゃないし無理するな、と言ってくれてるけれど、首を振る私。でもだんだん冷や汗が出てきて顔も青くなってくるのが分かる。しばらくしてトイレに駆け込んだ私はすべて吐きました。
す・べ・て。
な・に・も・か・も。
美味しいもの美味しいお酒ぜ・ん・ぶ。。。
く、悔しい。かつて酒豪の名を欲しいままにした私(ホンマかいな~)が。なんてこと。しばし放心状態の私。そしてそのまま寝てた・・・
というわけで情けない幕切れでございました。しかしそれにしてもショック。娘が乳離れしたら鍛えなおす(?)ことを誓いました。
翌26日はセカンドクリスマスで義父母宅にて大勢でグルメット(鉄板焼きのようなもの)を食べまくり楽しみました。
胃も疲れたクリスマス。今日のランチはうどんです。
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- 2006/12/27(水) 08:19:22|
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