2月14日はオランダでもバレンタインデーである。住んでいる所が田舎ということもあるが、日本みたいな商戦は繰り広げられない。ただし花屋は盛況である。男性がたくさん次から次へとやってくる。男性がじっとカウンターの前で花束が出来るのを待ってる姿ってなんだか見てて可愛い光景なんですよね。

外出先から帰ってくると、部屋の中に大きな真紅のバラの花束が。思わず何かの間違いか?と辺りをキョロキョロ見渡してみても、大きな薔薇がこちらを向いて良い香りを漂わせているだけ。
そして花束に埋もれるように小さなカードを発見。カードには愛の言葉と送り主 Van Broeder Valentijn とある。Broeder Valentijnって誰だ?
意味はバレンタインの兄弟より、ということだけど・・・
夫は日本にいてるのに送ってくれたのね~、と感激。
でもやっぱり確認したくて届けてくれた花屋に行って送り主を聞いてみた。
「部屋に大きな花束があったんだけど誰から?」
「それは言えないよ、聖バレンタインの兄からよ。」
そうそう、ここオランダの花屋さんはバレンタインデーの日は恋のキューピッドとなります。多くの男性が花を女性に贈りますが決して名前は明かさないのです。花屋さんだけが知ってる秘密。
なんだか素敵でしょ、乙女心(!)をくすぐられてしまいます。
その後、電話で話したら「ええ?真紅の薔薇?」と夫はトボケてました。「もしかしたら本当に違う人かも・・・」と空想をしばし拡げたお馬鹿な私でした。日本の義理チョコ・大騒ぎのデパート合戦ならぬこんなバレンタインなら毎日でもいいな、と思いませんか?
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テーマ:オランダなヒビ - ジャンル:海外情報
- 2006/02/14(火) 22:57:35|
- オランダな日々
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