
オランダでも5月第2日曜日は母の日。日本ではカーネーションが母の日のシンボルフラワーですがオランダでは特に母の日用に決まった花というのはありません。ただ色味は赤系やピンクがとても人気。そして花屋さんにとって貴重な稼ぎ時なので、どの店も大勢の人でいっぱいです。
さて我が家の場合。
朝、おっぱいをあげおわって一息ついてベッドに戻ると生後19日の小さな娘の手が小さなすずらんの花束を握って(というより握らされて)、「初めての母の日、ありがとう」と小さなプレゼントと共にその可愛い手を私の方へと動かされてました。
微妙に目をそらしているし、
まったく訳分かってない娘でしょうが、とっても嬉しく涙がドバーーーッ。
可憐なすずらんを受け取ろうとしてもしっかり握って離さない娘・・・
仕方ないので無理やり奪いました、笑えました。
ということで、昨日は母の日スペシャル朝食に始まって母の日特別ディナー、母の日デザート、とたくさんのサプライズがありました。
「一体狭い我が家のどこに隠してたん?」と聞くと「それを言ったら今度から贈り物できなくなる」といわれ、「それもそうや」とあっさり追及をやめました。考えてみれば何度も冷蔵庫を開け閉めしているのに、大きなデザートの存在に全く気がつかなかった私・・・夫はそのたびにヒヤヒヤしつつ全く気づかない私にホッとするやら呆れるやら・・。いやあ、鈍感って素晴らしい、こんなにびっくり感激できるんやから、と私の対極をいく夫に「鈍感のすすめ」を説く私でした。
午後には45kmはなれた夫の実家に「母の日」のティータイムに行きました。義父母に「ママになって初めての母の日ね、おめでとう」と逆に握手され、こそばゆい気持ちに。
日本の母はどうしているだろうか、と遠く離れたところにいる母を思いました。丈夫に産んでくれて大切に育ててくれてありがとう。いつにも増して母の愛を感じる一日でした。
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- 2006/05/15(月) 19:34:40|
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予定日より遅れること12日。4月26日未明に3575gの元気な女の子を無事出産しました。
鼻からスイカとは聞いていましたが、まさに。
本格的な陣痛が始まってから約12時間で出産と世間では一応の安産だったそうですが、私にとってはこれ以上ない痛みとの戦いでした。
ですが新しい命を産み落とすという神聖で感動的な出産の喜びは言葉では表しがたく、ただ思うのはこの喜びを一生涯忘れることはないだろう、ということ。
オランダでは出産後、自宅にクラムゾルグという看護士さんが産婦と新生児のケア、家の掃除から来客の対応までを目的に1日5、5時間滞在してくれます。私も8日間お世話になり、加えて2日に1回の助産師の検診、と心強いシステムの中、異国での出産に不安を抱いていた実母もきめ細かいパーソナルケアとプロフェッショナルぶりに感心していました。昨日、お世話になったクラムゾルグの方の最終日だったのですが、涙もろい私と母が泣いてさよならしたのは言うまでもありません。
写真はオランダならでは、の”ビスカイト&マイシェス”です。
女の子が生まれたらピンクと白、男の子ならブルーと白のアニスシードに砂糖をコーティングしたものをビスケットの上に載せて訪れたお客様に振舞う習慣があります。出産翌日くらいから赤ちゃんを見に来客があるので、出産前から大量に用意しておかなければなりません。性別を知らなかった私達、出産後、夫は大忙し。
バルコニーと表玄関に風船をたくさん飾って赤ちゃんが生まれたことを周囲の人に知らせます。部屋の中もカラフルな飾りつけをしてお客様をお迎えです。
産後8日目に外を散歩に行きました。助産師や看護士に勧められてわずか20分の散歩でしたが、しばらく外に出ない間にすっかり辺りは春模様、八重桜が見事です。明日は娘を連れて初めてのお散歩。
まだまだてんてこ舞いの毎日ですが新しい命と春の訪れに、自然の不思議を思う日々です。
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- 2006/05/05(金) 06:43:23|
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