
先日、
義妹の
お誕生日パーティーに招かれました。
とっても良いお天気で、60名以上の人が集まった今年のパーティーの様子を少しお伝えしたいのですが
豚を丸焼きにしている画像がありますので、
そのような様子を見たくない方はこの先ご覧にならないようにしてください。。ね。
花屋を営む彼女とはいつも花にまつわる話や美味しいものの話が尽きないのですが
このパーティーでは豚の丸焼きをするということで私たちも楽しみにしていました。



丸焼き用の設備はもちろん大きなスープ用の鍋を吊るすものも義妹パートナーの手作りです。
豚はまだ幼い子豚、私たちが行った時点で既に5,6時間は焼かれていました。
常に温度が55度前後に保たれるように温度計を指して、
火に近づきすぎないよう、男たちが時折、薪を割りながら
守りをしつつ周りに立っています。
大量のスープはかぼちゃのスープ。
オランダのかぼちゃは見かけはオレンジや白で可愛いけれど
味は日本の甘さとは程遠く、水っぽい味なんです。
でもこのスープ、コクがあって美味しかった~。



いつも思うんですが、ビュッフェ形式などのパーティーのとき、
オランダ人ってとってもマナーがいいな、と。
私なんてお腹がすいてたらすぐにでも食べものを取りに行きたくなるものですが
こちらの人は最初の1、2時間はひたすらお喋り。
勿論、みんな何か飲んではいますが、わーーーーっと食べ物に群がる、という様子を見たことがありません。
飲み物はお店にあるような巨大な透明の冷蔵庫に、
10種類のジュースから数種類のビール、白ワイン、ロゼワイン、と
それぞれ10本ずつほどあり
その横にはコーヒー、紅茶、ハーブティー、赤ワイン、ポートワイン、
ビュッフェテーブルにも焼き立てのパン、自家製エディブルハーブバター、
フルーツサラダ、サラダ、キッシュ、スイーツ、・・・
さまざまな美味しそうなものが並んでいます。
でも、でもみんな幾つもあるスタンディングテーブルに別れて
楽しそうに飲みながら談笑しています。



でもこの日、明確な理由としては、みんな豚が焼きあがるのを待ってたんだ!とわかりました。
始まって3時間ほどしてようやく豚が火から降ろされ、
もと肉屋のゲストが切り分け役を買って出て、ビュッフェテーブルに運ばれてきたとき、
皆そろそろと列を作り始めました。

ものすごく熱い豚が運ばれてきてオオオー、とみんな興味深々。
最初にあちこちに止めてあった金属製の釘?!?をペンチで取った後、

足を外します。
そして少しずつスライスして並んでいる人たちに次々サーブしていきます。
私もこの時点でひときれ頂きましたが、
すっごく柔らかくてジューシーでその美味しさにビックリ。

腹の中には詰め物がしてあり、これがまたすんごく美味い!!!!
感動の味でした・・・
ところがこの日、私たちはこれ以上長居することが出来なくて
豚に思いっきり心残りのまま帰ることになりました。
先日会ったときに聞いたら、なんと5kgも余っちゃったとか・・・><
豚が姿のまま焼かれているのは、実は子供たちへの良い教育機会になったと思います。
ここには遠目の写真しかアップしていませんが
尻尾から口にまで貫かれてる金属棒にぶら下がっている様子はやはり残酷です。
私はシンプルに命を貰って命を捧げる、そうやって色んな動物たちが生きてること、
こうやって頂けるありがたさ、
虫にも花にも命があるから大切にしようね、
の3点を伝えましたが、さてどこまで分かってくれてるか。
特に次女はまったく何も分かってませんがね、いいんです。

私自身も神聖な気持ちでお肉を頂けました。
自分で飼ってるものを自分で絞めて調理する人に、私は多大な敬意を払っています。
勿論この日の豚は買ってきたものですが、
彼女たちは鶏を飼っていて毎朝新鮮卵を頂き、時には絞める必要もあります。
その時の話は凄いですが・・・
そうすることで、より生き物への感謝や
なるべく苦しまないように一発で絞める方法で行ったり
なんだか人があるべき姿のように感じて、
魚しかさばけない自分にちょっとコンプレックスを感じたりもします。
勿論、その魚だって生きてたら私には当然お手上げですが・・
色々なことを考える機会をくれた素敵なパーティーでした。
さて今日は土曜日。
先週までの夏日はやっぱり異常だったのですね、すっかり底冷えする
オランダです。
今日はとっても興味深いコンセプトの花屋を訪ねに家族でアムステルダムへ。
楽しみだ~!!
また報告しますね。
皆様もどうぞ良い週末をお過ごしくださいませ~♪
にほんブログ村
スポンサーサイト
テーマ:オランダなヒビ - ジャンル:海外情報
- 2011/10/08(土) 09:16:31|
- 食・お呼ばれ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0