
もう2週間前、
オランダが大雪に見舞われた日、義父が静かに息を引き取りました。
奇しくも臨終の 「終油の奇蹟」 のため神父を呼ぶとなった時には
夫は仕事のため単身日本に着いたばかり・・・
1週間後に日本行きを控えていた私と子供達は、1泊で夫実家へ出向き
既に意識のなかった義父に会ったときには涙が止まらなかったけれど
義母や3人の義妹達、その伴侶たち、そして孫たちみんなで義父のベッドを囲み
代わる代わる手を握り、足をさすって、声をかけて・・・
家にはひっきりなしに親戚や近い友人が義父に会いにくるなか
だんだんと義父の命の灯が弱まってくるのが分かります。
、、、数時間後、みんな声も出せず息を詰めて見守ってる中
深く息を吸った後、二度と吐くことはなかった義父。
痛みもなく、愛する家族に囲まれ、自宅のベッドで
84歳の誕生日から数日後、愛に満ちた豊かな人生を閉じました。
夫がその場にいなかったことが余りにも可哀想で、、、
悲しくて悲しくて堪らなかったけれど、
翌々日に幾つか仕事をキャンセルして
オランダに戻ってきた夫。

義父はとにかく冗談好きで歌が大好き、情に厚くて涙もろい本当に素敵な人でした。
皆で思い出しても思わず大笑いするような話ばかり。
義父が喜んでくれることを皆で考え
無事に日本の通夜のような Avondwake や お
葬式を終えて
家族と笑ったり泣いたりたくさんの思い出話に花を咲かせて
お
葬式の翌日に、夫と私、子供達と日本に来ました。
夫にはまだまだ日本での仕事が残っており、私も今回彼と一緒の仕事ばかり。
84歳での天寿を全うして、家族に守られ幸せに逝った義父ではあるけれど
寂しいに違いない夫をそっと支えようと思います。
いつも温かく楽しく迎えてくれてたくさんの愛をありがとう。
その大きな笑顔で見守っていてくださいね、お義父さん。
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テーマ:オランダなヒビ - ジャンル:海外情報
- 2012/02/18(土) 09:04:00|
- オランダ・海外育児・家族のこと
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| コメント:2
温かいお言葉を、本当にありがとうございます。
オットは本当に残念だったと思いますが、それでも安らかに天寿を全うできたことが
何よりだと、そして義母のことをとても気遣っていました。
素敵な思い出を残してくれた義父に感謝しながら、家族で義母を支えていきたいと思います。
- 2012/02/19(日) 18:14:25 |
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- Sunny #-
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